この記事のポイント
- 2025年2月、マーベリックスがルカをレイカーズへ放出
- レイカーズはアンソニー・デイビス、マックス・クリスティー、2029年1巡目指名権などを放出
- ルカ級の25歳スターとしては見返りがあまりに安いと受け止められた
- ルカは前年にマーベリックスをNBAファイナルへ導いていた
- レブロン後のレイカーズの顔候補を一気に確保
数字で見るルカのトレード
トレード時のルカ
マブスが1位指名権を引き当てた確率
トレードに関わった球団(ジャズも参加)
なぜここまで衝撃だったのか
ルカ・ドンチッチのレイカーズ移籍が異常だったのは、放出された選手が衰えたスターではなかったからだ。ルカは25歳で、すでにMVP級の実力を持ち、前年にはマーベリックスをNBAファイナルへ導いていた。普通なら絶対に動かさないタイプの選手だ。
それでもマブスは、アンソニー・デイビス、マックス・クリスティー、2029年1巡目指名権などを中心とするパッケージでルカを放出した。しかも3チームトレードとしてジャズも絡んだ大型案件だった。問題は、ルカ級の25歳スターに対する見返りとしては、あまりにも安く見えることだ。
トレードの中身とその後
レイカーズ側の狙いは明確だった
レイカーズにとって、このトレードはレブロン後の時代を一気に作る動きだった。ADを出すリスクは大きいが、25歳のルカを手に入れられる機会はほぼない。通常ならドラフトでもFAでも獲れないレベルの選手が、突然市場に現れた形だった。
ルカはハーフコートで攻撃を作り、得点とアシストを同時に生み出せる。レイカーズは短期的な守備力を落としてでも、次の10年の中心になり得る選手を選んだと言える。
パウ・ガソルの電撃加入もそうだったが、なぜかレイカーズには、他球団ならまず起きないような大型補強が転がり込んでくる瞬間がある。ガソルといいルカといい、不思議な力が働いているとしか思えない、と言いたくなるトレードだ。
マブス側の判断は今後も議論され続ける
マブス側はADを中心に、守備と即戦力を重視した形になる。ただ、フランチャイズの顔である若いスーパースターを出すには、見返りが少なすぎると見る声が強い。特にルカ級の選手なら、通常は大量の指名権、若手、有望なロールプレイヤーを限界まで積ませるはずだという見方が自然だ。
このトレードは、結果が出るまで評価が割れ続ける。レイカーズがルカ中心で再び頂点に近づけば、NBA史上最大級の強奪として語られる。マブスがADで優勝争いを続けられなければ、現代NBA最大の判断ミスとして残る可能性もある。
トレードのその後
トレードから数か月後、マブスには思わぬ幸運が訪れる。2025年のドラフト・ロッタリーで、わずか1.8%の確率だった1位指名権を引き当て、デューク大学のクーパー・フラッグを指名したのだ。ルカを失ったチームに、新たなフランチャイズの顔がやってきた。
一方で、見返りの中心だったアンソニー・デイビスはマブスに長くとどまらず、ウィザーズへ移った。2026年にはジェイソン・キッドに代わってダスティ・メイがHCに就任し、マブスはカイリー・アービングとフラッグを軸に再スタートを切っている。
レイカーズでは、2026年オフにレブロン・ジェームズが76ersへ移り、ルカとオースティン・リーブスを中心とする体制が名実ともに始まった。このトレードの最終的な評価は、ルカがロサンゼルスで何を勝ち取るか、そしてフラッグがダラスでどこまで伸びるかで決まっていく。
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