ファイナルMVP(FMVP)は、NBAファイナルで最も活躍した選手に贈られる賞だ。チームを頂点に導いた中心選手が受賞するため、複数回の受賞は『勝者としての偉大さ』を直接証明する。
この部門で歴代最多の6回を誇るのが、マイケル・ジョーダンである。しかもその6回は、彼が経験した6度の優勝すべてに対応している。
ファイナルMVP受賞回数 TOP10
回マイケル・ジョーダン
レブロン・ジェームズ
マジック・ジョンソン
シャキール・オニール
ティム・ダンカン
カリーム・アブドゥル=ジャバー
コービー・ブライアント
ハキーム・オラジュワン
ラリー・バード
ウィリス・リード
6戦6勝6FMVP — ジョーダンの完璧
マイケル・ジョーダンはファイナルに6度進出し、6度すべて優勝、そして6度すべてでファイナルMVPを獲得した。ファイナルで一度も敗れず、その全てで自らが最高の選手として認められたという事実は、他の誰も成し遂げていない完璧さだ。この『6戦全勝・全FMVP』こそ、彼がGOAT(史上最高)と称される最大の根拠の一つである。
2位のレブロン・ジェームズは4度のFMVPを獲得している。3つの異なるチーム(マイアミ、クリーブランド、ロサンゼルス)で優勝に導いた点は、ジョーダンとはまた違う偉大さだ。特に2016年、3勝1敗の劣勢から逆転優勝に導いた『クリーブランドの奇跡』は、彼のFMVPの中でも最も語り継がれる。
3回組と、連覇の主役たち
3位タイにはマジック・ジョンソン、シャキール・オニール、ティム・ダンカンの3人が並ぶ。シャックは2000年から3年連続でFMVPを獲得した圧倒的なドミナンスで知られ、ダンカンは長いキャリアの中で3つの時代をまたいで決勝の主役を務めた。
下位にはハキーム・オラジュワンのように連覇のファイナル両方でMVPを獲得した選手や、ウィリス・リードのように負傷を押して伝説の名場面を残した選手も含まれる。FMVPランキングは、シーズンを通じた評価とは別に『大舞台での強さ』という観点でNBAの歴史を映している。
