通算アシストランキングの頂点には、ユタ・ジャズ一筋でプレーしたジョン・ストックトンが立つ。その数字は2位以下を大きく引き離しており、NBAの全記録の中でも「最も破られにくい」とされる金字塔の一つだ。
近年はクリス・ポールがジェイソン・キッドを抜いて2位に浮上したが、それでもストックトンの背中は遠い。なぜこの記録はこれほど突出しているのか。
歴代通算総アシスト TOP10
astジョン・ストックトン
クリス・ポール
ジェイソン・キッド
レブロン・ジェームズ
スティーブ・ナッシュ
マーク・ジャクソン
マジック・ジョンソン
オスカー・ロバートソン
アイザイア・トーマス
ゲイリー・ペイトン
ストックトン記録が「不滅」と呼ばれる理由
ジョン・ストックトンは19シーズンにわたってほぼ全試合に出場し、その大半をアシスト王として過ごした。カール・マローンという最高の得点源と長年コンビを組み、ピック&ロールから生み出される得点機会を毎試合のように演出し続けた。
現代では一人の司令塔が20年近く同じチームで安定してアシストを量産し続けることは稀になっている。選手の移籍が増え、ボールを持つ役割も複数選手に分散する傾向が強まっているため、ストックトンの総数に迫るのは構造的にも難しい。
司令塔の系譜とフォワードの異端児
ランキングにはマジック・ジョンソン、スティーブ・ナッシュ、オスカー・ロバートソン、アイザイア・トーマスといった各時代を代表するポイントガードが名を連ねる。彼らはいずれも「チームの心臓」としてオフェンスを統率した名手たちだ。
その中で異彩を放つのがレブロン・ジェームズである。本来は得点を期待されるフォワードでありながら、ポイントガード級のパス能力でアシストでも歴代上位に食い込んだ。得点と配球を同時に最高水準で行えるこの万能性こそ、レブロンが歴代屈指の選手とされる理由の一つだ。
