
NBA歴代最強BIG3ランキング — リーグを支配したトリオたち
バスケットボールは5人で戦うが、王朝の核になるのはたいてい3人だ。役割の噛み合った『BIG3』こそ、優勝への最短ルートである。
この記事のポイント:TOP3
- 1ブルズ・トリオ
3連覇
マイケル・ジョーダン / スコッティ・ピッペン / デニス・ロッドマン
- 2ショータイム・レイカーズ
優勝5回
マジック・ジョンソン / カリーム・アブドゥル=ジャバー / ジェームズ・ワーシー
- 3スパーズ・トリオ
優勝4回
ティム・ダンカン / トニー・パーカー / マヌ・ジノビリ
NBAの歴史を彩ってきた強豪チームの多くは、突出した3人の選手——いわゆる『BIG3』を中心に成り立っていた。得点・守備・つなぎ役といった役割が綺麗に分担されたとき、トリオは個の合計以上の力を発揮する。
本ランキングが1位に挙げるのは、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンのブルズ・トリオだ。攻撃・万能性・リバウンドが完璧に噛み合い、第2次3連覇を成し遂げた。
歴代最強BIG3 編集部選定
マイケル・ジョーダン / スコッティ・ピッペン / デニス・ロッドマン
1995-98
ジョーダンの得点、ピッペンの万能性、ロッドマンのリバウンドと守備。第2次3連覇を成し遂げた完成形のトリオ。
マジック・ジョンソン / カリーム・アブドゥル=ジャバー / ジェームズ・ワーシー
1980-89
マジックの司令塔、カリームのスカイフック、ワージーの得点力。華麗な速攻バスケで80年代を席巻した。
ティム・ダンカン / トニー・パーカー / マヌ・ジノビリ
2002-16
通算575勝を共に挙げたNBA史上最も勝った三人組。ダンカンの安定、パーカーの突破、ジノビリの創造性。
レブロン・ジェームズ / ドウェイン・ウェイド / クリス・ボッシュ
2010-14
「Not 2, not 3...」で結成されたスーパーチームの象徴。4年連続ファイナル進出で2度の優勝。
ケビン・ガーネット / ポール・ピアース / レイ・アレン
2007-12
ベテラン3人が即座に融合し、結成1年目で優勝。守備とチーム文化を再建した「Ubuntu」の象徴。
各順位の理由 — 5位からカウントダウン
第5位セルティックス・ビッグ3
2007年夏、ポール・ピアースを擁するボストン・セルティックスが、ケビン・ガーネットとレイ・アレンをトレードで一気に獲得して結成された。寄せ集めの3人がわずか結成1年目で優勝してしまったスピード感、そして守備とチーム文化『Ubuntu(私があるのは、あなたがいるから)』を即座に再建した点が高く評価される。
ただし優勝は2008年の1回にとどまり、もう一度頂点を狙った2010年のファイナルではレイカーズに敗れた。瞬間最大風速は本物だったが、王朝と呼べる長さには届かなかった。即効性は随一でも継続性で他に譲るため、トップ5の入り口・第5位とした。
第4位ヒート・ビッグ3
2010年、レブロン・ジェームズとクリス・ボッシュがFAでドウェイン・ウェイドのマイアミに合流して誕生した、現代スーパーチーム時代の象徴だ。レブロンの『Not 2, not 3...(2回や3回じゃない優勝を)』という結成宣言は、リーグの勢力図が個人の決断で動く新時代の幕開けでもあった。
4年連続でファイナルに進出し2度の優勝を達成した完成度は高い。しかし初年度の2011年はダラスに敗れて優勝を逃しており、トリオの活動期間も4年とやや短い。歴史的インパクトでは随一だが、勝ち切った数と継続性でやや譲り第4位とした。
第3位スパーズ・トリオ
ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリのスパーズ・トリオは、共に通算575勝を挙げたNBA史上『最も勝った3人組』だ。実に14シーズンにわたって連れ添い、4度の優勝を果たした安定感と継続性は、他のどのトリオも持っていない唯一無二の強みである。
派手さはないが、生え抜き中心で長期にわたり高い勝率を維持し続けた価値は計り知れない。一方で、MVP級が複数同時に君臨するようなトリオ単体の『瞬間的な支配力』では、上位2組にわずかに譲るとみた。長く勝った王者として第3位に置いた。
第2位ショータイム・レイカーズ
1980年代を席巻したショータイム・レイカーズは、マジック・ジョンソンの司令塔、カリーム・アブドゥル=ジャバーのスカイフック、ジェームズ・ワージーの得点力という三本柱で5度の優勝を達成した。華麗な速攻『ショータイム』はNBA人気そのものを押し上げ、優勝回数は本ランキングのトリオ中で最多である。
優勝5回という実績だけを見れば1位でもおかしくない。それでも2位にとどめたのは、次に挙げるブルズ・トリオの『役割分担の完璧さ』と『ピーク時の圧倒的な支配力』を、わずかに上と評価したためだ。ここは最も意見が分かれる部分だろう。
第1位ブルズ・トリオ
1位は、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンのブルズ・トリオ。得点はジョーダン、攻守の万能性はピッペン、リバウンドと守備はロッドマンと、三者の個性が一切重ならない『無駄ゼロ』の役割分担が最大の強みだ。それぞれが自分の最高の仕事だけに専念でき、トリオとしての完成度は史上随一とされる。
この布陣での優勝は第2次3連覇(1996-98)の3回で、回数だけならショータイムに劣る。それでも1位としたのは、史上最高の選手ジョーダンを軸とした全盛期の支配力と、隙のない役割分担という『完成度』を最重視したためだ。優勝回数では測れない『理想形のトリオ』として、頂点に置いた。
この順位にした理由
この順位は、単純な優勝回数だけで決めていない。①トリオとしてのピーク時の支配力、②役割分担の完成度、③リーグへの歴史的影響——この3つを総合して並べた。だからこそ、優勝5回のショータイム・レイカーズを2位に、優勝3回(この布陣)のブルズを1位に置くという、回数だけ見れば逆転した順位になっている。
スパーズを3位にしたのは、勝利の継続性は随一でも、複数のMVP級が同時に君臨するような瞬間的支配力では上位2組に譲るとみたからだ。ヒートとセルティックスは『結成型』の代表として即効性は高いが、活動期間の短さや継続性で4〜5位とした。テーマが主観的なぶん、ここは読者それぞれの価値観で結論が変わってよい部分だ。
惜しくも選外
- OKCサンダー(デュラント / ウェストブルック / ハーデン)—3人ともいずれMVP級に成長する才能を同時に擁したが、ハーデンの放出で優勝前に解体。『維持されていれば』の代表格としてトップ5の一歩手前。
- 2016 キャブス(レブロン / アービング / ラブ)—3勝1敗からの逆転優勝という実績はあるが、トリオとしての継続性と支配力でトップ5には僅差で届かず。
- ウォリアーズ核(カリー / トンプソン / グリーン)—2015・2022優勝の常勝トリオ。ただしデュラント加入期は『スーパーチーム』に分類されるため、本BIG3ランキングでは選外とした。
よくある質問
Q. NBA歴代最強のBIG3はどのトリオですか?
A. 本ランキングではジョーダン・ピッペン・ロッドマンのブルズ・トリオを1位としています。得点・万能性・リバウンドの役割分担が完璧で、第2次3連覇を達成しました。
Q. BIG3とは何ですか?
A. チームの中心となる突出した3人の選手を指す言葉です。得点・守備・つなぎ役などの役割が分担されると、個の合計以上の力を発揮し、優勝の核になります。
Q. BIG3には種類がありますか?
A. 生え抜きを中心に育てる『育成型』(ブルズ、スパーズ)と、FAやトレードでスターを集める『結成型』(ヒート、セルティックス)があります。どちらも優勝への有効な道です。
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出典: NBA公式統計 / Basketball Reference。記録は2024-25シーズン終了時点。順位・解説はNBA.Navi編集部による。