トリプルダブル(得点・リバウンド・アシストなど3部門で2桁)は、選手のオールラウンドな貢献を象徴する記録だ。通算でこれを何度達成したかは、万能性と総合力の指標となる。
このランキングの頂点には、ラッセル・ウェストブルックが圧倒的な数字で立つ。彼の記録は2位以下を大きく引き離しており、トリプルダブルという概念を体現する存在となっている。
通算トリプルダブル数 TOP10
TDラッセル・ウェストブルック
オスカー・ロバートソン
ニコラ・ヨキッチ
マジック・ジョンソン
レブロン・ジェームズ
ジェイソン・キッド
ジェームズ・ハーデン
ウィルト・チェンバレン
ラリー・バード
ラジョン・ロンド
ウェストブルックとロバートソン — 半世紀越しの対話
ラッセル・ウェストブルックは、爆発的な運動能力と勝利への執念で、毎試合のようにトリプルダブルを量産した。通算記録を更新しただけでなく、シーズン平均トリプルダブルも複数回達成しており、現代における万能性の象徴だ。
彼が通算記録で抜いたのが、2位のオスカー・ロバートソンである。ロバートソンは1961-62シーズンに史上初のシーズン平均トリプルダブルを達成した伝説的選手で、その記録は約55年間も唯一無二だった。ウェストブルックがそれに並び、さらに通算でも抜いたことで、半世紀を越えた二人の『対話』が成立したと言える。
現役で記録を伸ばす万能型たち
3位には現役のニコラ・ヨキッチが入り、今なお記録を伸ばし続けている。センターでありながらこの順位にいること自体が、彼のパス能力の異常さを物語る。5位のレブロン・ジェームズ、7位のジェームズ・ハーデンも現役で、ランキングは活発に動いている。
歴代を見ると、マジック・ジョンソンやジェイソン・キッドといった名ポイントガード、そしてウィルト・チェンバレンのような万能ビッグマンも上位に名を連ねる。ポジションを問わず『全部できる選手』が並ぶこのランキングは、バスケットボールにおける総合力の系譜そのものだ。
