シーズンMVPとファイナルMVPは、それぞれ異なる文脈で選手を讃える最高峰の個人栄誉だ。この二つを合計したランキングは、『レギュラーシーズンの支配力』と『大舞台での勝負強さ』を一つの指標にまとめたものと言える。
この合計タイトルで歴代最多の11個を誇るのが、マイケル・ジョーダンである。シーズンMVP5回とファイナルMVP6回の合計が、他を寄せ付けない数字を生んでいる。
MVP+ファイナルMVP 合計タイトル TOP10
個マイケル・ジョーダン
レブロン・ジェームズ
カリーム・アブドゥル=ジャバー
マジック・ジョンソン
ウィルト・チェンバレン
ビル・ラッセル
ラリー・バード
ティム・ダンカン
シャキール・オニール
ニコラ・ヨキッチ
モーゼス・マローン
11冠のジョーダン、8冠の二人
マイケル・ジョーダンの合計11個は、シーズンとファイナルの両方で最高評価を受け続けたことの証だ。レギュラーシーズンで5度MVPに選ばれ、ファイナルでは6度すべてでMVPを獲得——この『年間と決勝の両立』こそ、彼がGOAT(史上最高)と呼ばれる理由を最も簡潔に示している。
2位タイにはレブロン・ジェームズとカリーム・アブドゥル=ジャバーが8個で並ぶ。レブロンはMVP4回+FMVP4回とバランス型、カリームはMVP6回+FMVP2回とシーズンMVPに偏る。同じ8個でも内訳が異なる点が、二人のキャリアの性格の違いを映している。
制度の壁と現役の挑戦者
5位タイに並ぶビル・ラッセルは、シーズンMVP5回に対しファイナルMVPが0回だ。これは彼が活躍した時代にファイナルMVP賞がまだ存在しなかったためで、もし当時から制度があれば、合計数はさらに上位だった可能性が高い。記録は制度の歴史とも切り離せないことを示す好例だ。
9位タイには現役のニコラ・ヨキッチが4個(MVP3回+FMVP1回)で入っている。まだキャリアの途上にある彼が、今後この合計をどこまで伸ばすかは大きな注目点だ。このランキングは、過去の偉人と現役のスターを『総合的な栄誉』という同じ物差しで比べられる興味深い指標である。
