シーズン平均得点(PPG)の歴代最高記録は、選手が一年を通じてどれほど得点を量産したかを示す。瞬間最大風速ではなく、約80試合を通じての平均値だからこそ、その数字の重みは大きい。
そしてこのランキングは、一人の選手によってほぼ独占されている。ウィルト・チェンバレンだ。
シーズン平均得点 歴代記録 TOP10
PPGウィルト・チェンバレン
ウィルト・チェンバレン
ウィルト・チェンバレン
エルジン・ベイラー
ウィルト・チェンバレン
マイケル・ジョーダン
ウィルト・チェンバレン
リック・バリー
コービー・ブライアント
マイケル・ジョーダン
50.4得点 — 人間の限界を超えた一年
1961-62シーズン、ウィルト・チェンバレンはシーズン平均50.4得点という、にわかには信じがたい記録を打ち立てた。1試合平均で50点を超えるということは、毎晩のように圧倒的な得点を奪い続けたということだ。同シーズンには1試合100得点も記録しており、まさに『得点の化け物』としか言いようがない一年だった。
ランキングの上位は、44.8得点、38.4得点など、チェンバレン自身の複数のシーズンが占めている。当時はペースが速く得点が出やすい時代だったとはいえ、これほど突出した数字を一人で量産したことは、彼の身体能力がいかに規格外だったかを物語っている。
近代の爆発シーズン
チェンバレン全盛期以外で目を引くのが、6位に入るマイケル・ジョーダンの1986-87シーズン(37.1得点)だ。現代に近いペースのバスケットボールでこの数字を残したことは、彼のスコアリング能力の高さを示している。
そして9位には、コービー・ブライアントの2005-06シーズン(35.4得点)が入る。これは近代における最高のシーズン平均得点の一つであり、1試合81得点を記録したのもこの年だ。古い時代の桁外れな記録と、現代の選手たちの爆発が同じランキングに並ぶことで、得点という行為の歴史的な変遷が見えてくる。