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他スポーツとの年俸比較

ー なぜNBA選手は1人あたりの年俸が世界最高なのか ー

NBAは1選手あたりの平均年俸が世界のプロスポーツでもトップクラス。NFLやMLB、サッカーと比べると、その理由は“ロスターの小ささ”と“保証契約”にある。

この記事のポイント

  • NBAの平均年俸は1人あたり約1000万ドル超で主要リーグ最高水準
  • NFLは選手数が多く、平均はNBAより大きく下がる
  • MLBやNHLもNBAほど1人あたりは高くない
  • NBA契約は基本的に全額保証、NFLは保証されない部分が多い
  • 最高額の選手は単年で5000万ドルを超える

数字で見るNBAの年俸

1000万ドル超

NBAの平均年俸

15人前後

NBAのロスター(NFLは50人超)

約90億円

カリーの2026-27年俸(1ドル145円)

1人あたりではNBAが世界トップクラス

総額やファン人口で見れば、サッカーやアメフトの方が大きい部分もある。しかし“1選手あたりの平均年俸”という物差しで見ると、NBAは世界のプロスポーツでも常にトップクラスにいる。平均でも年1000万ドルを超える水準だ。

最高額クラスになると、スーパーマックス契約で単年5000万ドルを超える選手もいる。これは他の多くのリーグのスター選手より高い金額だ。

ロスターが小さいほど一人の取り分は増える

NBAが1人あたりで高くなる最大の理由は、ロスターの小ささだ。NBAは1チーム15人前後で回す。一方、NFLは50人を超える大所帯で、同じ収入を分けても1人あたりは小さくなりやすい。

つまり、リーグの収入をどれだけ少ない人数で分けるかが効いてくる。バスケットボールはコートに立つのが5人で、スターの影響力が極端に大きい競技でもある。だから1人あたりに大きなお金が集まりやすい。

“保証されるかどうか”が大きな差

もう一つ見逃せないのが契約の保証だ。NBAの契約は基本的に全額保証で、ケガをしても残りの年俸は支払われる。これは選手にとって非常に大きい。

対照的に、NFLは契約総額が大きく見えても、保証されていない部分が多い。シーズン途中で切られればその先はもらえないことも珍しくない。同じ“〇年〇億ドル”でも、実際に手にできる金額の安心感はまったく違う。NBA選手の年俸が分厚く見えるのは、この保証の強さも理由なのだ。

NBAとNFLの違い

NBA
NFL
ロスター
15人前後
50人超
契約の保証
基本的に全額保証
保証されない部分が多い
1人あたりの平均年俸
1000万ドル超
NBAより大きく下がる

選手の取り分は、リーグの収入に連動している

NBAの年俸が高い背景には、リーグの収入の分け方もある。2023年に結ばれた労使協定(CBA)では、チケット、放映権、スポンサーなどのバスケットボール関連収入(BRI)のうち、およそ49〜51%が選手の年俸や福利厚生に回る仕組みになっている。

リーグの収入が伸びれば、サラリーキャップも上がり、選手の年俸も増える。近年の大型放映権契約によって、キャップは毎年のように上昇してきた。2026-27シーズンのサラリーキャップは約1億6500万ドルだ。

今季の最高年俸は

NBA.Naviの年俸ランキング(Spotracのデータを毎週自動で更新)によると、2026-27シーズンの最高年俸はステフィン・カリーの約6260万ドル。1ドル145円で換算すると、1シーズンで約90億円になる。

チームごとの総年俸や、ぜいたく税ラインとの差も年俸ランキングで確認できる。1人あたりの年俸が高いNBAでは、スター1人の契約がチーム作り全体を左右する。

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